妊娠39週 前期破水から出産 ③
決めていた事があって、出産の時は赤ちゃんもがんばっているんだから、痛いとか苦しいとか絶対に言わないようにと。
言葉を飲み込んでいると、冷静で他の人の声がよく聞こえる。
『麻酔準備しといて』
『ここまで切らないとまた、切ることになるから思い切って』
『立会いじゃないの?旦那さんどこー?』
『今日は(出産する人)多いな。スーパームーンか!?』
『このペットボトルは誰の?』
など。
麻酔を打って会陰切開になるんだと、またちがう痛みに緊張。すると、すーっと
あれ?
今、切ったよね⁉︎メスで切ったよね⁉︎
痛ー‼︎‼︎‼︎
陣痛とは違う痛みをはっきり感じる。
事前の独自ネット調査では、切られた痛みは紛れて感じないって言うのが多く信じてましたけど。私ははっきり痛かった…でも、こうなったらもう産んでやる!っとスイッチがさらに。
頭が出た後は、独特の感覚が。
産まれて、泣き声を聞いた時、愛情が込み上げてきて一緒に泣きました。
すぐに抱きたかったのですが、会陰の縫合などの処置で2時間苦痛が。この2時間は何のご褒美もなく(もう産まれてるので)、モチベーションも底なのでただただ痛い。
そして、そういえば旦那さんはどこ?
看護師さんに、聞いてみると電話したが繋がらなかったらしく。携帯からラインを入れるとすぐに返信が。
産まれたよ。
ーうそ?
本当。
ーうそ?なんで?
いや、本当。来てよ。
ー本当に?
…と全く信じない。それもそのはず、病院を出た4時間後に産まれたので。
初産でしたが、陣痛に耐えること3時間、分娩時間1時間のスピード出産なのでした。